宇治キャンパス公開2019へようこそ
京都大学宇治キャンパス公開2019にお越しいただき、ありがとうございます。京都大学には「吉田」「宇治」「桂」の3つのキャンパスがあります。本日皆さまにお越しいただいている宇治キャンパスは、1949年に旧陸軍の敷地を譲り受けて発足しました。以来、70年に及ぶ教育・研究の歴史が刻まれています。現在は、自然科学・エネルギー系の研究所などが置かれ、最新鋭のラボが集まるサイエンス&テクノロジーの最先端地域となっています。
宇治キャンパスのもう一つの特徴は、緑豊かなキャンパスが地域の中に溶け込んでいることでしょう。美しく整備された芝生では元気に走り回る子供たちやピクニックをする家族の姿が見られ、公園にいるかのような和やかな空気が流れています。
このように境界を意識することなく往来できるオープンキャンパスではありますが、皆さまはここでどのような研究が行われているかをあまりご存じないかもしれません。キャンパス公開は、皆さまにこの宇治キャンパスで行われている科学研究活動の一端を知っていただくことを目的として開催されてきました。1997年から始まったキャンパス公開は年々その規模が大きくなり、近年では3,000人を超える方々に参加いただけるようになりました。
23回目を迎える今年のテーマは、「サイエンス探偵宇治支部。探そう!社会を科学で考える鍵」です。今年も、趣向を凝らした多くの公開ラボや講演会を準備いたしました。探偵になった気分で、科学で社会の謎解きに挑戦して頂き、その素晴らしさを存分に感じていただければ幸いです。
世話部局代表 防災研究所 所長 橋本 学
実行委員長 防災研究所 教授 渦岡 良介