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研究者総覧

青山 卓史

化学研究所

生体機能化学研究系・教授

青山 卓史アオヤマタカシ

植物細胞の形から細胞極性の確立・維持機構を理解する

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植物細胞は、それぞれが果たす役割を反映した様々な形をしています(図1参照)。それらは、細胞全体または部分領域が一様に拡張する拡散成長、および細胞壁や細胞膜の生成が常に先端のみで起こることにより細胞の一部が伸長する先端成長によって生み出されます(図2参照)。先端成長は、植物細胞の複雑かつ精緻な形を生み出すために欠かせないものであり、細胞極性の確立・維持という観点からも重要な研究対象です。我々は、先端成長によって形成されるシロイヌナズナの根毛を研究材料とし、その形成過程における平面内極性の確立、および先端成長極性の維持に関する分子機構の解明を目指しています。

キーワード

植物細胞、形態形成、細胞極性、シロイヌナズナ、遺伝学、脂質シグナル、

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京大教育研究活動データベース
https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/wM6kB

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<figcaption>シロイヌナズナの根毛とトライコーム</figcaption>
シロイヌナズナの根毛とトライコーム
<figcaption>植物細胞の拡散成長と先端成長</figcaption>
植物細胞の拡散成長と先端成長

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