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磯﨑 勝弘

化学研究所

元素科学国際研究センター・助教

磯﨑 勝弘イソザキカツヒロ

毒を制して正に転じる新しい金属ナノ粒子触媒の開発

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金属ナノ粒子は金属錯体触媒やバルクの金属より高い反応性を示すことから,触媒として広く利用されています。通常,金属ナノ粒子を触媒として用いる場合は凝集を抑制し,清浄な表面を利用するために担体上に固定して利用されます。しかし,これらの触媒では高い反応性や安定性が得られるものの,反応における選択制を制御することは困難でした。我々は分子間に働く弱い相互作用を駆使することで従来の問題点を克服した新たな触媒を創出することを目的として研究を行っています。従来の金属ナノ粒子では活性を低下させる「毒」と考えられてきた有機配位子を積極的に触媒に組み込むことで,高効率かつ高選択的な触媒反応を開発しています。

キーワード

超分子、自己組織化、ナノ粒子、触媒、光化学、有機金属化学、バイオマス

詳細

京大教育研究活動データベース
https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/gJ9oF

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<figcaption>弱い相互作用を利用する金属ナノ粒子触媒の概念図</figcaption>
弱い相互作用を利用する金属ナノ粒子触媒の概念図
<figcaption>弱い相互作用を利用した金属ナノ粒子触媒反応</figcaption>
弱い相互作用を利用した金属ナノ粒子触媒反応

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