
化学研究所
バイオインフォマティクスセンター・助教
遠藤 寿エンドウヒサシ
生物多様性の鍵は相互作用にあり

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全球の光合成生産の約半分を占める海洋生態系は、主に微小な植物プランクトンによって支えられています。海洋植物プランクトンはその群集組成、すなわち相互作用の形態を変化させることであらゆる環境に順応し、物質循環を駆動しています。さらに、そのプランクトンの死滅や生理活性にウイルスが深く関わっていることが明らかになってきました。つまり、このような目に見えないミクロな世界で起こっている出来事が、地球環境の恒常性を保っているのです。私は微生物やウイルスの多様性と相互作用に着目し、海洋生態系が物質循環に果たす役割を定量化したいと考えています。
キーワード
微生物海洋学、生態学、ウイルス、植物プランクトン、地球化学
詳細
京大教育研究活動データベース
https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/aK5lK
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