
化学研究所
物質創製科学研究系・教授
川端 猛夫カワバタタケオ
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ユニークな分子変換法を開発し、普遍的な天然資源である糖やアミノ酸の高付加価値物質への変換を行っています。
当研究室で開発した触媒は、糖に含まれる多くの水酸基の内、特定の水酸基を狙って反応を起こすことができます。この触媒反応を利用すると、地球上に大量に存在するグルコースをとても短い工程で抗ウイルス活性を持つ有用物質に変換できます。
有機合成の中間体であるエノラートに寿命の短いキラリティーを保持させる研究を行っています(不斉記憶型合成)。このキラル中間体を利用すると、天然アミノ酸を医薬品開発に有用な複雑な構造を持つ非天然型アミノ酸に変換できます。
キーワード
有機化学、医薬品化学、天然物化学、全合成、糖、アミノ酸、キラリティ、不斉合成、位置選択性、超分子、分子認識、分子性触媒、ロタキサン、カテナン
詳細
京大教育研究活動データベース
https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/cR9rV
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