宇治キャンパス公開2023へようこそ
京都大学宇治キャンパス公開2023にお越しいただき、ありがとうございます。昨年に引き続き本年も感染防止に十分に留意した上でキャンパス公開を現地開催することができました。
京都大学には大きく分けて「吉田」「宇治」「桂」の3つのキャンパスがあります。本日皆さまにお越しいただいている宇治キャンパスは、1949年に旧陸軍の敷地を譲り受けて発足し、これまで70年以上に及び京都大学の教育・研究の一翼を担ってきました。現在は主に自然科学・エネルギー系の研究所や研究組織、大学院の一部が置かれ、最新鋭のラボが集まるサイエンス&テクノロジーの最先端地域となっています。
宇治キャンパスのもう一つの特徴は、季節ごとに野草や木々が彩る緑豊かなキャンパスが地域の中に溶け込んでいることでしょう。美しく整備された芝生では元気に走り回る子供たちやピクニックする家族の姿が見られ、公園にいるかのような和やかな空気が流れています。
このように境界を意識することなく往来できるオープンなキャンパスではありますが、皆さまはここでどのような研究が行われているかをあまりご存じないかもしれません。キャンパス公開は、皆さまにこの宇治キャンパスで行われている科学研究活動の一端を知っていただくことを目的として1997年から毎年開催されてきました。
27回目を迎える今年のテーマは、「ふれてみよう!未来をつくるサイエンス」です。今年も、趣向を凝らした多くの公開ラボや講演会を準備いたしました。ご自身で科学に直接触れ、未来のくらしにどうつながるかを想像いただき、その素晴らしさを存分に感じていただければ幸いです。
世話部局代表 防災研究所 所長 中北 英一
実行委員長 防災研究所 教授 田中 賢治