講演日時:10月19日(土) 13:00~15:10
会場:宇治おうばくプラザ1階/きはだホール
定員:300名(先着)
プログラム(PDF)
光をつくる・操る:レーザーが世界を変えていく

13:00~13:40 化学研究所 教授 時田 茂樹
私たちの豊かな生活を支えるために、レーザーが様々な分野でなくてはならない存在になっています。皆さんが日ごろ目にしている光と、レーザーは何が違うのでしょうか?本講演では、世の中で広く使われているレーザーの基礎の基礎をわかりやすく解説します。また、世界を変え、ノーベル物理学賞の受賞対象となったレーザー技術や、今後大きく世界を変えていく最新のレーザーの話題を紹介しながら、光科学の魅力を伝えます。
シロアリのコミュニケーション

13:45~14:25 生存圏研究所 教授 大村 和香子
木材害虫として知られるシロアリは、高度な社会生活を営む昆虫としても知られています。シロアリは、様々な情報化学物質=フェロモン等や自らのカラダを奮わせたり、頭をモノにぶつけることで発生させた微小な音・振動を使って、巣仲間に餌のありかや身の危険を知らせています。本講演ではこれらのコミュニケーション方法についてお話しすることで、シロアリのユニークさを理解していただこうと思います。
地球温暖化で豪雨災害はどうなる?そしてどうする?

14:30~15:10 防災研究所 教授 中北 英一
産業革命以前に比べて地球の平均気温はすでに 1.2 度ほど上昇しています。そのため、台風や梅雨による我が国の豪雨は、総雨量において 6 ~ 10%強が地球温暖化によって多くなっています。2012 年には京都亀岡・京都市や宇治市でも線状降水帯による豪雨災害に見舞われました。こういった豪雨も今後、総雨量だけでなく強度も頻度も増えます。地球平均気温が 2 度上昇、4 度上昇の世界では一体どうなるのでしょう?そして、私たちはどうすればよいのでしょう? 2 度上昇の世界までにはもう 25 年ほどしかありません!